入院治療(インターネット・ゲーム依存)
入院治療
通院による治療が難しい場合、入院治療を行う場合があります。入院治療は、ご本人の変わりたいという意欲が重要です。そのため原則としてご本人の同意を得た上で行います。
- (例)明日は学校と分かっていても、朝方までゲームを続けてしまい、また休んでしまった。このまま続くと進級が難しい。夏休みを利用して生活リズムを整えよう。
- (例)無断欠勤が続いて、アルバイトを辞めさせられてしまった。入院をきっかけに生活を立て直し、就職活動を再開したい。
インターネットが常につながり、ゲームがいつも手の届くところにあると、やめようという意欲があっても、誘惑に勝てない場合があります。入院治療には通院治療では得られない以下のメリットがあります。
1インターネットやゲームから物理的に離れた環境で過ごす
1規則正しい生活リズムが得られる
1現実世界での人間関係や活動を練習することができる
スポーツ、心理教育、認知行動療法などのゲーム依存治療プログラム(RPG)を通して、インターネット・ゲーム依存症の正しい知識を身に着け、ご本人が主体的に行動できるよう、一貫してサポートします。
後半は退院後の生活を想定し、外泊練習を行います。入院期間は4~8週間です。
退院後は、外来診療やデイケアにて、多職種の専門スタッフによりアフターケアを行います。ご本人・ご家族だけで抱え込まず、私たちスタッフと共に回復を目指しましょう。