一般精神病棟
精神科各分野においても、身体科同様に専門性が深まり、救急・急性期・認知症、アルコール依存症、児童精神などのように、特徴のある病棟構成になって来ています。しかしながら、病気の重症化や慢性期化、社会的生活力低下に伴う入院など様々な状況から、オールマイティな枠組みの病棟が必要になります。それを、「一般精神病棟」といっています。
当院の一般精神病棟では、オールマイティな枠組みゆえに画一的な見方・関わりにならないように、個別性を重視した治療プログラム(薬物療法、作業療法、心理療法、集団療法など)を提供しています。病気が慢性的な場合、その方の変化の早期発見や予防に対応できるよう、予め主治医を中心とした医療チームで丁寧な検討を行い、関わっています。また、社会復帰(退院支援)では、自らの病気と付き合いながら、その方なりの充実した社会生活に戻れるよう(獲得できるよう)SST(生活機能訓練)や訪問看護、外来リハビリテーション(デイケア、作業療法など)を各医療分野の専門職がプログラム毎に中心となり、総合的な医療を提供しています。