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被災地支援報告

ニュース 2011.05.17

東日本大震災より2カ月が過ぎ、避難されている方々の心労もピークとなっています。先の見通しが立たない原発問題から、復興に向けた一歩が踏み出せずに、多くの方々が苦境の日々を過ごされています。震災で失ってしまった様々な事を受け止めるにはあまりにも辛く、これからの生活や子供の未来など、被災された方々の心中には様々な思いがかけ巡っています。

 

私たち支援班は、継続的な“心のケア”を行っています。そんな中、放射線量の高いエリアから避難された方々の一時帰宅も開始されました。ある被災者の支援をしている中で「住む場所なぁ。俺が人生の選択を誤ったんだ。」とポツリと話され、返す言葉がありませんでした。また、ある母親からは、「避難する前は穏やかだった子どもが、避難してから言動が荒っぽく攻撃的になって心配…」と話され、そんな時に「分かっているけど子どもに強く怒っちゃうときがある」と、心の葛藤を相談されました。私たちは、そんな皆様の心の声に耳を傾けながら、できる限りの支援活動をさせて頂いています。

 

支援には終わりがありません。今後も支援を必要としている方に継続的な対応ができるよう心がけていきたいと思います。