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被災地支援報告2

ニュース 2011.05.30

▲エントランスに大きな寄せ書きを貼ってくれたのは、アメリカ在住の日本人の青年でした。「ずっと歯がゆくて、やっと来れました!」と。

 

▲原発に関する新聞の記事の切り抜きです。すでに数冊になっています。新聞は、ビッグパレットに毎日1000部、届けられています。

 

ピーク時に2500人近くの被災者が生活していたビックパレットには、現在も、約900名の被災者が生活されています。支援グループは、滋賀県、福岡県、広島県、東京電力および福島県の保健師を中心とした医療関係者が活動しています。

現在、ビックパレットの敷地内に300戸の仮設住宅が建設され、6月中旬から入居が予定されています。川内村の方々はほぼ全員、富岡町の方々は三分の一が入居できる予定です。支援チームの活動も、これまで中心的に行ってきた精神科の既往歴がある方々への支援から、PTSD、母子関係、発達障害、アルコール依存症などの幅広い対応が必要とされてきています。

避難者の人数は徐々に減っていますが、長引く避難所生活に、直接的な怒りを表出する方々も増えているようで、特に行政関係者に対して、気持ちをぶつける場面が見られるようになっています。行政関係者も被災者であることも多く、現地支援者のストレスケアをどのようにしていくか、早急な検討が必要と感じました。