つれづれ日記・・・ぜんざい
高齢者医療センター
2015.01.30
「ぜんざいが食べたいです!」と
回想法の料理を決める時に、患者さまから声が上がりました。
「ぜんざい、いいね~」とすかさず、他の患者様から賛同の声。
ということでぜんざいを作ることになりました。
午後の回想法に向けて、午前中から小豆を煮ます。
「から鍋に直接入れてはだめなのよ。」と少し水を入れた鍋に小豆を入れて、
優しく洗うおばあ様の頼もしい姿がありました。
お餅は入れられないので、代わりにお年寄りでも噛み切れる福もちを。
久しぶりに食べたぜんざいに、みなさん大変喜んでいました!
回想法に参加していない方にもおすそ分けに回ると、
ぜんざいを見た瞬間、パァッーと、まさしく花が咲いたような笑顔が弾けます!
なかなかご飯が食べられないおばあ様から
「おかわりしていい?」の声をいただきました!
「美味しかったよ!小豆の一粒一粒によろしくお伝えください。」と
なんとも洒落た文句を言うおじい様、素敵です。
ぜんざいは、甘くて、素朴で、なんとなく懐かしいような気分になりますね。
寒い冬の昼下がり 私も皆さんも 甘いひと時となりました。