つれづれ日記・・・ひな人形
高齢者医療センター
2015.02.19
節分も過ぎて、もうすぐひな祭りです。
ホールで雛人形の箱を開けていたら、
おばあ様方が わいわい寄ってきて
「なになに?」
「わぁ!ひな人形ね。」
「きれいなお顔ね~。」
「この人形は高いわよ。」
などおしゃべりに花が咲きました。
回想法の中でも、ひな祭りについて話を伺うと、
「自分のひな人形は戦争で焼ちゃって、すごく残念だったの。」
という方が何人かいらっしゃいました。
母が 戦後の物がない時に 代わりに小さいものをみつけて買って来てくれて
大変うれしかったそうです。
「よそいきの服を着て、あられや菱餅を食べたのよ。」
「子供のころは白酒は苦手だったわ。いまは好きだけど!」
そんなふうに 昔を思い出しながら
ひな人形を見つめる顏は
目をキラキラさせて 素敵な笑顔です。
祖母や母に愛されて育っていた
皆様の子どもの頃が目に浮かびました。