覚えていること
高齢者医療センター
2014.03.11
しばらく、病棟を留守にすると、
「患者さん、私のこと忘れているだろうな。」と思います。
この度、事情がありましてしばらくお休みが続き、
ドキドキしながら病棟に入ると、
「あれ!久しぶりだね!どうしてたの?!」と声をかけてくれたのは、
ごはんを食べたことを忘れてしまうおじい様でした。
ごはんよりも、私を覚えてくれていてありがとうございます。
ドラッガーの言葉に
「何によって人に覚えられたいか その問いかけが人生を変える」
というものがあるそうです。
忘れてしまう病気でも、
覚えていることもあります。
私は患者さんに
「この人がいてよかった。」と覚えられたいなと思います。
そのためには、日々の関わり、一つ一つを大事にしていかなければなりませんね。
今回の、おじい様の言葉に、身が引きしまる思いがしました。