月刊SSKしんぶん VOL.81
SSK活動報告(10月)
だんだん秋になってきました。秋の風物詩のような運動会やスポーツ大会も各地で開催されていますね。私、三日坊主のプロ!?ですが、何か体にいいことを日課に取り入れられたらいいなあと思うこの頃です。深まりゆく秋を空や山の木々に感じながらこころおだやかにいきたいものです。10月の活動報告をします。
【本人・家族】6日(金)いっぽの会茶話会、12日(木)ピアサポーターの病院訪問(E2・B2)、14日(土)ファミリープログラム➀、20日(金)いっぽの会茶話会、21日(土)友遊会「障害者雇用」制度の話しをちょっとだけしてから、二人の当事者のお話を伺いました。もっとたくさんの人に聞いて欲しかった内容でした。27日(金)げんきの広場
【地域連携・その他】児童病棟の企画で職員対象の児童相談所見学研修を3回に分けて行いました(SSKもちょこっとお手伝い)。退院支援委員会主催で、八王子市内社会資源見学ツアー駒木野版を行いました。職員が地域の様々な事業所や活動をしることでご本人達への情報提供やつなぎがうまくできるようになると思います。
こういう機会を増やしていきたいですね。東精協学会でげんきの広場のスタッフが報告しました。
新着情報 : 地域で・・・ 病院で・・・
10月8日、八王子市障害者地域生活自立支援協議会地域移行・継続部会主催の講演会に行ってきました。
早稲田大学の岡部先生の講演とシンポジウムでした。岡部先生の話の中で、障害者が地域の中で暮らしていくこととはどういうことか、どうしたら実現できるのかということを、重度の知的障害や行動障害がある方の地域生活を事例を通して投げかけるものでした。ことばでのコミニケーションがほとんどとれないといっていいほどのご本人でも意志があり、それをちゃんと伝えながら、時にヘルパーと絶妙なかけひきをしながら、自分らしく生活しているということを見せられました。ヘルパーとの関係性構築のことやサービス量を保障されないとできないことなどもありましたが、もともと身体障害の方に関わった人たちだから本人主体を貫く関りやサポートができているという話を聞いたりするなかで、本人を尊重する関わり・支援について改めて考えさせられる機会となりました。当事者・家族や地域の様々な機関に所属している方々が参加していました。
今年は第5期の障害者計画、障害者福祉計画・障害児福祉計画の策定時期でもあり、12月頃にはこの計画に対するパブリックコメントも募集がある予定です。みなさま八王子市のホームページなどをご覧ください。
「元気のひろば」から
10月の元気のひろばのゲストは、生活支援センターあくせすを利用されているAさん。小さい頃から「ひとりぼっち」を感じ、周囲からも理不尽な対応を受けていたそうです。こころの病気になって震えながらも保健室登校し、なんとか高校を卒業した辛い思い出を語って下さいました。その後単身上京しますが、「誰も自分のことをわかってくれない」と孤独を感じます。転機となったのは、転医した駒木野病院で出会ったPSWの言葉。やけくそになって今までの不安や怒り、悲しみを話したそうです。すると、そのPSWは「生きているから大丈夫。」と。それを聞いて、「信じられる。」「なんとかなるかもしれない。」と希望を感じたそうです。そこから障害福祉サービスを利用し、様々な支援スタッフと出会いました。就職もしましたが、挫折。再び就労継続支援B型に通うようになって、人と人とのつながりの大切さを強く感じるようになったそうです。「今が一番楽しい。」と語って下さいました。今が充実しているから、ようやくつらい過去とも向き合えるようになったそうです。自分のようなつらい思いをしている人が少しでも減ったらうれしい役に立つなら、と今回、ご自分の経験を話してくださったそうです。「独りぼっちだと思っても、一人じゃない。助けてくれる人が沢山いる。頼っていいことを伝えたい。」と最後に話して下さいました。
イベント広場(11月予定)
●9日(木)ピアサポーター病院訪問(E2、B2)
●11日(土)ファミリープログラム➁11:00~
●13日(月) ふまねっと(駒木野町会)13:30~グリーンホール
◆15日(水)青少年育成指導員Dブロック全体会 講演:佐々木先生「思春期と発達障害」
●16日(木)拡大退院支援委員会 「高齢者の退院支援」17:00~
★17日(金) 13:30~いっぽの会茶話会
●24日(金)13:30~元気の広場 ゲスト:地域活動支援センター連のみなさん
★27日(月)ふまねっと(駒木野町会)13:30~グリーンホール
●30日(木)病院見学会(関係機関向け)
◆その他、地域で行われる講演会等の詳しい案内はSSKオープンルーム前等に掲示または配布中です。のぞいてみて下さい。
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