月刊SSKしんぶん VOL.30
SSK活動報告(2月)
今月は、包括支援センターへの出張相談新バージョンに向けての打合せや準備作業を、4つの包括とすすめました。来年度は、要望があればデイサービスや介護事業所等まで出向いて、一緒に高齢者の支援を考えるキャラバン隊方式を採用し、介護従事者対象の勉強会(セミナー)、医師の介護者向け相談の3本立てで行く予定です。地域のニーズに合わせて考えていきたいという気持ちがこのような形になりました。4日には、南多摩保健医療福祉フォーラムで出張相談のことを佐藤科長と佐藤PSWが発表しました。
23日(土)は認知症サポーター養成講座が開催されました。包括支援センター高尾との共催です。認知症の当事者、辻井さんのお話は笑いを交えた迫力ある心にしみる話でした。認知症予防の極意?も伝授されたような会でした。地域の方々が殆ど、50~60、70代の方が中心でしたが、110名の参加でグリーンホールいっぱいになりました。聞きごたえのあった2時間でした。
その他、病院見学会やファミリープログラム(家族会の方をお招きしての最終回)、友遊会、出張相談などと、新しい試みとしてSSKオープンルームを使った作業所製品販売&活動紹介をハッピーフルーツの方々が来て行ってくれました。当日は利用者で賑わっていました。 拡大退院支援委員会の当事者の話もすごく好評でした。本人・ご家族も20名以上参加され何人もの方から良かったの感想を聞きました。
駒木野病院の新しい試み
認知症の方の在宅支援、訪問看護事始め
誰にでも起こりうる脳の病気「認知症」、超高齢社会を迎えようとする日本にとっては最重要課題。
そんな中で地域に戻ろうとする認知症患者さまのサポート体制を組みたいとの思いから始まった認知症者の訪問看護。昨年春から1人、以降2人、3人と増えました。在宅患者さまとその家族への支援は、1人でやることへの限界はありますが、C2病棟の主治医やPSW、病棟スタッフの理解を得て、当たり前のように訪問に送り出してもらうことができました。
在宅で24時間介護を続ける家族にとって、その疲労と疲弊は並大抵のものではありません。戸惑いや否定・混乱や怒り、そして割り切りと受容、さまざまなプロセスを経て認知症者と向き合っています。その家族の思いを受けとめ共に泣き、理解を示すことが私の訪問の意図や役割でもあります。SSKの一員となり2カ月余りがすぎました。今はSSKの皆さんに助けられながら10名の患者さま(一般精神の患者さまを含む)の担当をしております。
2月に入り、更に2名の認知症患者さまの訪問が増えました。病気である患者さまのあるがままを受け入れることのできるサポートと家族の心理的支援を、認知症を理解する応援者として明るく前向きにこれからも頑張っていくつもりです。
イベント広場(3月予定)
●2日(土)13:30~グリーンホール
うつ病講座(田Dr)本人・家族向け
◆11日(月)
上手な精神科医療のかかり方 (山口)かわせみサポートセンター
●11日(月)17:00~グリーンホール
ファミリープログラム・デモ
◆12日(火)
はちせい地域包括ケア交流集会 当院との連携報告(山口)
●16日(土)13:30~
友遊会
●23日(土)13:30~
サポートグループ
●27日(水)15:00~
病院見学会
SSK事務室に認知症関連・就労関係や地域生活支援やパス等(発達障害・うつ・統合失調症等)の研修会案内を掲示しています。関心のある方お気軽にご覧ください。
デイケア見学会が定期的に開催されていること、ご存知ですか?将来的にどうかなとか聞くだけでも・・・という方も参加できます。家族だけの参加もOK。詳しい日程はデイケアにご確認下さい。
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