月刊SSKしんぶん VOL.122
イベント広場(4月予定)
●1日(木) 13:30~ ピアサポーターの病院訪問
●16日(金)13:30~いっぽの会(オープンルーム)
●23日(金)13:30~元気のひろば(ミーティングルーム)
『こころの元気+』を読みながら、ストレスについて考えよう!
●24日(土)13:30~家族の談話室(オープンルーム)
おしらせ
4/8(木)~退院準備プログラム「てくてく」がスタートします!各病棟のサポート、ご協力よろしくお願いします。
リカバリー総合応援部コーナー「あれこれ教えて」
Q アルコール医療センターの「CRAFT」について、前号に引き続き菊池NSに教えてもらいました。
「CRAFT」は、飲酒問題や薬物問題に悩むご家族がご本人との良い関係性を強化し対立を招かずに、治療を勧める方法を学んでいくプログラムと教えて頂きました。具体的なプログラム目的とメニューを教えてください
- 本人の物質使用が減る
- 本人が治療につながる
- 家族自身が楽になる
- 状況をはっきりさせよう
- 安全第一(暴力への対応)
- コミュニケーションを変える
- 望ましい行動を増やす方法
- イネイブリングをやめるとは?
- あなた自身の生活を豊かにする
- 治療をすすめる
A お酒くらいコントロールして飲んでほしい。散々迷惑をかけてきたんだから、家族のために止めるべき。今まで、口を酸っぱくして言い聞かせたり、お酒を取り上げたり、ときに懇願したり。本人のお酒の問題を何とかしようと、家族は頑張ってきました。そして何度も同じような失敗を繰り返す本人に、怒りや悲しみを覚えたと思います。時には家族であるご自身を責めたりしたかもしれません。
コミュニケーションを変えると、家族自身も楽になる。これは大切なCRAFTの目的のひとつです。そして厳しい規則や家族の過剰な期待でご本人を圧倒してしまわないようにすれば、治療に繋がる確率はより高まります。もっと詳しく知りたい方はアルコール総合医療センターまでご連絡ください。
- CRAFT依存症患者への治療動機づけ・家族と治療者のためのプログラムとマニュアル ジェーン・エレン・スミス ロバート・J・メイヤーズ 著 金剛出版
- CRAFT薬物・アルコール依存症からの脱出・あなたの家族を治療につなげるために 吉田精次境泉洋 著 金剛出版
3/26「元気のひろば」から ゲスト:ハッピーフルーツ 『自宅の過ごし方』
みなさん、こんにちは!今回の「元気のひろば」ではハッピーフルーツからふたりのゲストスピーカーがいらっしゃいました。テーマは「コロナ禍でおうち時間をいかに過ごすか?」。一人目のスピーカーAさんはハッピーフルーツさんが閉所中でも、腐らずに日々ウォーキングや読書に励んでいたそうです。次の日が休みだったりすると私なんかはついつい夜更かししちゃいますけど、Aさんは自らに課した鉄壁の就寝時間をずっと守っているそうです。もう一人のBさんも生活のリズムを崩さないのはもちろん、手芸がものすごくお上手でハッピーフルーツでスタッフさんからも頼られちゃうくらいです。お二方とも小柄な女性なんですが、あまりの“きちんと生活している”感に話を聞いていて“圧”すら感じました。オーディエンスも私達スタッフも共通の感想は「お二人の規則正しい生活、見習います!」
(文:元気のひろば担当 児玉)