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月刊SSKしんぶん VOL.145

SSKしんぶん 2023.04.12

イベント広場(4月・5月予定)

4月

●6日(木)てくてく第1クール開始
●7日・21日(金) 13:30いっぽの会茶話会(オープンルーム)
●28日(金)13:30 元気のひろば (グリーンホール)
院内企画:『仕事のガチな話』

5月

●19日(金) ファミリープログラム第1クール開始
13:30いっぽの会茶話会(オープンルーム)
●26日(金)13:30 元気のひろば (グリーンホール)
ゲスト:リサイクルわかくさ 『リカバリーストーリー』
●27日(土)13:30 ご家族のためのサポートグループ(オープンルーム)

 駒木野データ

1月号でもお伝えした、「※精神科地域移行実施加算」に関する当院データです。駒木野病院へ入院された方が1日でも早く地域での生活に戻れる(始められる)ように病院全体・全職種で丁寧に支援していく必要があります。

※精神科地域移行実施加算 (1日につき20点/出来高病棟入院者/算定は年度単位) 2023年12月までに4名以上が退院され、地域での生活が3か月継続されたとき、翌年度1年間加算される。

 

「元気のひろば」から (文:元気のひろば担当,児玉)

皆様、こんにちは。今回のゲストはリスタ八王子からゲスト一名(Aさん)、職員一名(Iさん)が来てくださいました。リスタさんは就労支援を行っており、珍しくIPSを取り入れている事業所さんです。
皆様、IPSはご存知ですか?簡単にいうと、訓練とか体力作りをすっとばして利用者さんが望む条件の働き方ができるところをガンガン探していく…みたいなやり方です。私が以前聞いたことがあるIPSのケースでは、朝がどうしても苦手という当事者さんに対して「夜勤」(!)の仕事を紹介したそうです。普通は「生活リズムが崩れるから「夜勤」なんて絶対ダメ!」ですよね。今回のゲストのAさんもIPSを活用してなかなかのパワフルな就活をなさっていたそうで…。農業や林業の実習に何週間とかの単位で地方へ行かれたそうです。何でも、自然相手の仕事に興味を持った理由は人間不信になったからとおっしゃっていました。(ちなみに、Aさんの結論は「どんな仕事をしていても、人間と全く関わらない仕事はない」だそうです。)リスタさんがIPSのやり方をしていなかったら、体力作りや作業の練習なしに「2週間、農業の実習に行ってきまーす」なんてありえないですよね。私なんて駒木野病院に応募した時の5日間の実習だけで心も体もヘトヘトでした笑。
Aさんは今現在はクローズでレジ打ちメインの仕事をされています。職員のIさんもとても良い方で、Aさんとの掛け合いが面白かったです。お二人が長い付き合いで信頼し合っているのが会話の端々から見て取れました。就活を通しての自分探しというか、率直な話を聞けて、とても興味深かったです。ありがとうございました!